創作スターター:tulip.

tulip kit worldview(16:9)
tulip kit worldview(16:9)
tulip heroine(9:16)
tulip heroine(9:16)
tulip motif
sunflower motif(ラムネ瓶)
tulip motif flower
tulip motif flower
petal protagonist
petal protagonist

tulip._petal.Kit_v1.0.zipについて

チューリップをモチーフにした彼女の世界を、あなたの手で物語へ。
このセットは、あなたの創作で物語が完成する“スターター”。
“ヒロインを咲かせる”をテーマに展開するpetal.シリーズ。
1st Bloom、第1作。
制作:White Space./彩城 誠

tulip._petal.Kit_v1.0.zip— 商品テキスト v1.0
制作:White Space. / 彩城 誠
更新日時:2025-08-13 07:51 JST
  
【はじめに / Quick Start】
このセットは、「赤いチューリップ(花言葉:愛の告白)」を中核に据えた
“春の余白”の物語を、すぐに書き始められるよう設計したスターターです。

・詰めすぎない=あなたの解釈を入れる余白を残しています
・すぐ動かせる=導入ミニシナリオ/関係性テンプレ/プロット雛形付き
・シリーズ整合=petal.共通の雰囲気と記号を軽く揃えています

本テキストはプレーンテキストです。[]内は自由に差し替えOK。

収録:
  1) 世界観コア
  2) 主人公テンプレ(デフォルト名:咲真/変更可)
  3) ヒロインテンプレ(無名版)
  4) 関係性テンプレ
  5) キーワード&意匠
  6) シーンフック集(短句)
  7) 導入ミニシナリオ(約300字)
  8) オプション・エピローグ例(プレースホルダ)
  9) プロット雛形(話数フリー)
 10) 制作メモ(運用のコツ)
 11) 使用許諾と表記義務(ライセンス)
 12) クレジット表記例
    
1) 世界観コア
・舞台:現代日本・地方都市の高校。春休み明け、まだ冷たい空気と柔らかな陽が同居する季節。
・モチーフ:赤いチューリップ(花言葉:愛の告白)
・感情のメタファー:色を与える/色をもらう
・雰囲気:静かな日常にじわり滲む変化。余白と空気感で語る。
    
2) 主人公テンプレ(デフォルト名:咲真/変更可)
・役割:触媒(相手の変化を引き出す)/一人称視点が基本
・性格:繊細・受け身・観察眼が鋭い/言葉選びが丁寧
・象徴:白紙のキャンバス/春の西日
・立ち位置例:クラスメイト(または隣席)/文化祭準備の末端係
※ シリーズ整合を重視する場合は「咲真」を使用。単独作品化する場合は改名OK。
    
3) ヒロインテンプレ(香澄/かすみ)
・外見:黒髪(艶)/控えめな前髪/色白で華奢/制服はきちんと着る
・性格:内向的・寡黙・自己評価が低い/創作対象には強い執念
・技法:白と黒の絵の具だけで描くモノトーン作品(※最終盤で初めて赤を使う)
・弱点:自作を見られることへの抵抗/先に突っぱねる自衛
・象徴:白黒のパレット/乾きかけの絵の具/赤いチューリップ
    
4) 関係性テンプレ
出会い:放課後の[場所:美術室/図書室/昇降口]で、[主人公名]がヒロインの白黒絵を見る。
第一反応:ヒロインは拒む(「見たの?」「関係ないでしょ」)。
接点:文化祭/課題展示/ポスター制作など、創作系イベントの準備。
転機:ヒロインが“赤”をためらい、やがて一滴の赤を受け入れる。
結末方針:告白を明確に描かず、赤い花(=変化)を見つめる描写で余韻。
    
5) キーワード&意匠
・物・風景:小さなキャンバス/イーゼル/パレット/洗い桶/夕刻の西日
・匂い・触感:絵の具の匂い/乾きかけの紙のざらつき/指先につく微かな赤
・色運用:全体は柔らかなモノクロ。クライマックスでのみ赤を解禁。
    
6) シーンフック集(短句)
・「白と黒だけの風景が、色の海の中で場違いに立っていた」
・「見たの?」と、声より先に視線が拒む
・文化祭の貼り紙が風に揺れる/ステープルの銀が鈍く光る
・『足りない色』という言葉にヒロインが反射で噛みつく
・洗い桶の水面に小さな赤が落ち、薄く広がる
・「出してみない?」——間髪を入れず「やだ」
・指先だけに宿る色、唇はまだ無彩
・壁に掛かる一輪の赤/視線が届く前に呼吸が止まる
    
7) 導入ミニシナリオ(約300字)
放課後の[場所]には、静かな空気が満ちていた。西日のなかで、絵の具の匂いと
乾きかけた紙のざらつきが、時間をゆっくりにする。

忘れ物を取りに来たはずの[主人公名]は、教室の隅で足を止める。
白と黒だけの小さな風景画。色鮮やかな展示物の中で、それだけが場違いに静かだった。

「……見たの?」
[ヒロイン呼称]が立っていた。視線の鋭さが、言葉より早く「見るな」と告げる。

「不思議な絵だね」
言葉を探す間に、彼女は前髪をいじり、「変だと思ったでしょ」と先に殴る。
[主人公名]は首を振り、もう一度その絵を見る。
「これが、君の世界観なんだ」

返事の代わりに、彼女はキャンバスの前に立って隠した。
「……あんまり見ないで。関係ないでしょ」
    
8) オプション・エピローグ例(プレースホルダ)
書店で平積みにされた画集の中、見覚えのある一枚が指を止めた。
「色をくれたあなたへ」——あの日、壁に掛けられた絵と同じ言葉。

(……[主人公名]のこと、だったのかな)

[主人公名]は答えを持たないまま、静かにページを閉じる。
    
9) プロット雛形(話数フリー)
A. 出会い:白黒の作品との遭遇/拒絶反応
B. 接点:創作イベント準備での往来/小さな往復
C. 転機:『赤』への逡巡/一滴の受け入れ
D. クライマックス:赤いチューリップ完成/言葉は最小限
E. 余韻:返答を描かず、視線と空気で締める
※ 各ブロックの長さや回数は自由に増減してください。
    
10) 制作メモ(運用のコツ)
・“説明”より“観察”で進める(音・匂い・触感の描写を芯に)
・赤の出し惜しみが最大の武器:最後までモノクロで粘る
・会話は短く、言外に含める——先に拒む/後から滲む
・結末の明言は任意。『作品=告白』として成立させてもよい
    
11) 使用許諾と表記義務(ライセンス)
・本スターターは「使用許諾のみ」です。著作権は制作元(White Space. / 彩城 誠)に帰属します。
・購入者は本スターターを基にした創作(商用・非商用)を行えます。
・ただし、以下は禁止します:
  - 本テキスト(または付属データ)の再配布・再販売(未加工・テンプレ配布)
  - 本テキストをそのままの形で商品素材として再販する行為
・クレジット(ライセンス表記)は必須です。表記例は次項を参照。
    
12) クレジット表記例(必須)
作品内または概要欄に、下記を明記してください:

© White Space. / 彩城 誠

(見えにくい場所への極小表記は不可)
    
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