創作スターター:narcissus.
    
    
    
    
    narcissus._petal.Kit_v1.0.zipについて
      水仙をモチーフにした彼女の世界を、あなたの手で物語へ。
      このセットは、あなたの創作で物語が完成する“スターター”。
      “ヒロインを咲かせる”をテーマに展開するpetal.シリーズ。
      1st Bloom、第4作。
      制作:White Space./彩城 誠
    
narcissus._petal.Kit — 商品テキスト v1.0 制作:White Space. / 彩城 誠 更新日時:2025-08-17 15:14 JST
【はじめに / Quick Start】
このセットは、「水仙(花言葉:自己愛、尊敬)」を中核に据えた “冬の静寂”の物語を、すぐに書き始められるよう設計したスターターです。 ・詰めすぎない=あなたの解釈を入れる余白を残しています ・すぐ動かせる=導入ミニシナリオ/関係性テンプレ/プロット雛形付き ・シリーズ整合=petal.共通の雰囲気と記号を軽く揃えています 本テキストはプレーンテキストです。[]内は自由に差し替えOK。 収録: 1) 世界観コア 2) 主人公テンプレ(デフォルト名:咲真/変更可) 3) ヒロインテンプレ(仙羽) 4) 関係性テンプレ 5) キーワード&意匠 6) シーンフック集(短句) 7) 導入ミニシナリオ(約300字) 8) オプション・エピローグ例(余白版) 9) プロット雛形(話数フリー) 10) 制作メモ(運用のコツ) 11) 使用許諾と表記義務(ライセンス) 12) クレジット表記例
1) 世界観コア
・舞台:現代日本・地方都市の高校。冬休み前後、雪の季節。 ・モチーフ:水仙(花言葉:自己愛、尊敬) ・テーマ文:雪に溶ける輪郭は、やがて誰かを映す。 ・象徴:希薄な存在感と、雪明かりに浮かぶ一輪の水仙。 ・雰囲気:無機質な静けさと、そこに差す小さな温度。
2) 主人公テンプレ(デフォルト名:咲真/変更可)
・役割:触媒(相手の変化を引き出す)/一人称視点が基本 ・性格:繊細・受け身・観察眼が鋭い/言葉選びが丁寧 ・象徴:ヒロインの変化を見届ける存在 ・立ち位置例:同級生(美術部・文化系)
3) ヒロインテンプレ(仙羽/せんう)
・外見: 腰まで届く長いストレート、前髪は眉上で軽く流す。 寒色系のアッシュホワイトに、ごく薄い水色のメッシュが入る。 瞳は淡いグレーに雪明かりを思わせる光沢。まつ毛は長く、伏せ目がちのときは氷のような冷たさを帯びる。 表情は少なく、感情の起伏が希薄。 制服も私服もシンプルで色彩控えめ。 ・性格: 抑揚の少ない淡々とした話し方。 常に観察者として人を見ている。 自己愛から他者理解へと変化する過程を持つ。 ・弱点: 自分しか見ていなかった。 感情を出すことを無意識に封じ込めている。 ・背景: まだ感情が色濃く表情や態度に出ていた頃、それは周囲から“強すぎる個”として浮き上がり、同時に、自分もまた誰かへ深く執着してしまうことを恐れられた。 その危うさを無意識に悟り、いつの間にか感情を奥にしまい込むようになった。 かつては、可愛くて素直な自分が大好きで、水仙の花言葉の自己愛のまま、それをただ押し付けることしかできなかった。
4) 関係性テンプレ
・出会い:冬休み前の美術写生会。雪景色の中で主人公を描き、その絵を渡す。 ・第一反応:「……勝手に、描いたの?」と問う主人公に、「ダメだったの?」と無機質に返す。 ・接点:美術室での作業/雪の中の帰り道/図書室の静かな時間。 ・転機:主人公の一言が、過去の尊敬していた人の記憶を揺らす。 ・結末方針:雪の中で手を繋ぎ、仙羽の変化と、自分の感情の変化を確かめ合う。
5) キーワード&意匠
・物・風景:曇った窓に映る自分の輪郭/窓辺に差し込む淡い冬の光/雪に覆われた校庭と一本の水仙/白い息が重なって消える瞬間 ・匂い・触感:冬の空気の冷たさと乾いた匂い/水仙のほのかな甘い香り/指先に触れる冷たい手の感触 ・音:図書室でのページをめくる音/校舎の廊下を響く足音/雪を踏む小さな音 ・色運用:白と淡い黄色(水仙)/冬の青白い光と室内の柔らかな影
6) シーンフック集(短句)
・「なんで嫌いなの?」(興味深げに距離を詰める) ・「なんか、存在してるか分かんなくて怖いんだよ」 ・曇った窓に映る自分の輪郭を見つめ、か細く呟いた ・放課後の廊下で、長く伸びた影を遊ぶように踏みながら、思考を巡らせる ・「そう見えるんだ」(自分を分析する声)
7) 導入ミニシナリオ(約300字)
冬休み前の美術写生会。 [主人公名]は、雪景色の中に立つ仙羽の視線を感じた。 薄い色彩の中、その姿は風景に溶けていた。 数日後、廊下で呼び止められる。 差し出されたのは、水仙と共に描かれた自分の絵。 「……勝手に、描いたの?」 主人公は少し眉を寄せ、絵と彼女の顔を交互に見た。 「ダメだったの?」 無機質な声。描くことが当然のように、そこに疑問はない。 主人公が返事をする前に、仙羽は視線を廊下の先に向けた。 何気なく視線を追ってみたものの、誰もいない廊下の先より、窓の外に音もなく落ちる白が見えた。
8) オプション・エピローグ例(余白版)
放課後、階段の下で、仙羽がそっと手を握る。 主人公は、以前仙羽が尊敬していた人物の話を思い出しながら言った。 「好きな人、いるんだろ。そいつに、気持ち伝えてこいよ」 仙羽は短く息を吐く。視線だけで、何かを伝えようとしていた。 「──今、伝えたよ」 表情はほとんど変わらない。それでも、その声だけは確かに揺れていた。 雪が音もなく降る中、二人は手を繋いで歩き出す。 遠く、雪の中に一輪の水仙が揺れていた。
9) プロット雛形(話数フリー)
A. 出会い:美術写生会/絵を渡す B. 接点:美術室/図書室/雪道 C. 転機:主人公の一言で過去の記憶が揺らぐ D. クライマックス:手を繋ぎ、互いの変化を確かめる E. 余韻:雪の中の水仙
10) 制作メモ(運用のコツ)
・無機質な会話と静かな情景の対比を意識 ・水仙と雪を象徴として繰り返し登場させる ・感情の変化は小さな仕草や視線で表現
11) 使用許諾と表記義務(ライセンス)
・本スターターは「使用許諾のみ」です。著作権は制作元(彩城 誠 / White Space.)に帰属します。 ・購入者は本スターターを基にした創作(商用・非商用)を行えます。 ・ただし、以下は禁止します: - 本テキスト(または付属データ)の再配布・再販売(未加工・テンプレ配布) - 本テキストをそのままの形で商品素材として再販する行為 ・クレジット(ライセンス表記)は必須です。表記例は次項を参照。
12) クレジット表記例(必須)
作品内または概要欄に、下記を明記してください: © White Space. / 彩城 誠 (見えにくい場所への極小表記は不可)
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