創作スターター:chrysanthemum.
    
    
    
    
    chrysanthemum._petal.Kit_v1.0.zipについて
      菊をモチーフにした彼女の世界を、あなたの手で物語へ。
      このセットは、あなたの創作で物語が完成する“スターター”。
      “ヒロインを咲かせる”をテーマに展開するpetal.シリーズ。
      1st Bloom、第3作。
      制作:White Space./彩城 誠
    
chrysanthemum._petal.Kit_v1.0.zip — 商品テキスト v1.0 制作:White Space. / 彩城 誠 更新日時:2025-08-17 14:57 JST
【はじめに / Quick Start】
このセットは、「菊(花言葉:高貴、高潔、真実、隠された愛)」を中核に据えた “秋の舞台”の物語を、すぐに書き始められるよう設計したスターターです。 ・詰めすぎない=あなたの解釈を入れる余白を残しています ・すぐ動かせる=導入ミニシナリオ/関係性テンプレ/プロット雛形付き ・シリーズ整合=petal.共通の雰囲気と記号を軽く揃えています 本テキストはプレーンテキストです。[]内は自由に差し替えOK。 収録: 1) 世界観コア 2) 主人公テンプレ(デフォルト名:咲真/変更可) 3) ヒロインテンプレ(菊乃) 4) 関係性テンプレ 5) キーワード&意匠 6) シーンフック集(短句) 7) 導入ミニシナリオ(約300字) 8) オプション・エピローグ例(余白版) 9) プロット雛形(話数フリー) 10) 制作メモ(運用のコツ) 11) 使用許諾と表記義務(ライセンス) 12) クレジット表記例
1) 世界観コア
・舞台:現代日本・地方都市の高校。秋の文化祭シーズン、演劇部の公演準備が進む頃。 ・モチーフ:菊(花言葉:高貴、高潔、真実、隠された愛) ・テーマ文:舞台袖で脱ぐのは、鎧ではなく仮面。 ・象徴:観られていても、観られていなくても、菊の華やかさは菊でしかない。 ・雰囲気:演じることへの誠実さ。演じないことでの真実。
2) 主人公テンプレ(デフォルト名:咲真/変更可)
・役割:触媒(相手の変化を引き出す)/一人称視点が基本 ・性格:繊細・受け身・観察眼が鋭い/言葉選びが丁寧 ・象徴:ヒロインの素を見抜く存在 ・立ち位置例:クラスメイト(同じ文化祭実行班)
3) ヒロインテンプレ(菊乃/きくの)
・外見: 腰までのロングストレート黒髪 瞳は真っ黒で人形のような細見顔 制服・身だしなみは校則通り(アクセ・メイク最小限) ・性格: クラスのカースト上位、完璧美少女 外では高潔を演じるが、本質は高貴さを備えている 素を見られることに恥じらいを覚える ・弱点: 崩すことのできない“演じる自分” 演じていることにどこか罪悪感を覚えている ・背景: 高校入学当初の緊張から“高貴”が“高潔”になり、周囲に持ち上げられクラス上位に固定化 その雰囲気を壊せず、演じ続けることが日常になった
4) 関係性テンプレ
出会い:秋の放課後、昇降口で銀杏並木から吹き込む落ち葉の中、稽古帰りの菊乃に声をかける。 第一反応:主人公は素の菊乃を垣間見ても動じず、「そっちの方がいい」と受け入れる。 接点:文化祭の舞台準備/教室での自主練発声/舞台袖での待機時間 転機:舞台袖での会話。「演じることは悪なのかしら?」という問いを投げかけられる 結末方針:舞台袖で高潔を演じきった姫がマントを外し、黄色い菊を差し出す
5) キーワード&意匠
・物・風景:西日に染まる舞台袖と揺れる幕/がらんとした教室で響く独り台本の声/銀杏並木の落ち葉が昇降口まで吹き込む/舞台袖の床に散らばる紙吹雪と木屑/黄色い菊の花弁が秋風に乗って落ちる瞬間 ・匂い・触感:秋特有の乾いた空気と木材の匂い(大道具)/厚手の舞台幕のざらつく手触り/マントの内側にこもる体温/菊の花のほのかな青い香り ・音:菊乃を崇拝する声と拍手混じりのざわめき/菊乃の澄んだ声が教室全体に通る響き/舞台袖の人や大道具が行き交う足音/銀杏の葉が擦れ、落ち葉を踏むカサカサという音 ・色運用:舞台照明の赤と舞台袖の深い影/西日の黄金色から藍色へ移ろう校内の光/黄色い菊の鮮やかさと舞台衣装の深紅
6) シーンフック集(短句)
・「演じることは悪なのかしら?」 ・風に吹かれた花弁がひとひら落ちる ・「所詮私は、私でしかないのよ」 ・菊乃を崇拝する取り巻きの輪を律儀に回る ・舞台袖でマントを外し、菊を差し出す仕草 ・西日に照らされる横顔の哀愁 ・「そっちの方が、いいんじゃない?」
7) 導入ミニシナリオ(約300字)
秋の放課後、銀杏並木の落ち葉が昇降口まで吹き込んでいた。 昇降口を通りかかった[主人公名]は、舞台用のマントを肩に掛けた菊乃と目が合う。 完璧な立ち振る舞い、透き通るような声——誰もが認める高潔さ。 しかし、その奥にふと、高貴なだけの素顔が見えた。 「見てたけど……何か問題あった感じ?」 その言葉に、菊乃はわずかに視線を揺らす。 「誰にも言わないで頂戴」 吐息混じりの声が、夕暮れの空気に溶けた。 高潔と高貴、その境界に立つ彼女を、もっと見たくなった。
8) オプション・エピローグ例(余白版)
舞台袖で、高潔を演じきった姫はマントを外し、黄色い菊を抜き取った。 視線を合わせたまま、目元にまで苦笑をにじませて言う。 「今後は、肩肘張らない程度にするわ」 「どっちでも、楽な方にしたらいいと思うよ」 紙吹雪が混じる足元で、その温もりが消える前にもう一度だけ──彼女を見た。
9) プロット雛形(話数フリー)
A. 出会い:昇降口での稽古帰り/素の一瞬 B. 接点:文化祭準備/自主練発声/舞台袖待機 C. 転機:演じる意味への問い D. クライマックス:舞台袖でマントを外し菊を差し出す E. 余韻:紙吹雪と秋の空気の中で視線を交わす
10) 制作メモ(運用のコツ)
・高潔と高貴のニュアンス差を物語の芯に置く ・舞台袖・教室・昇降口など“境界の場所”を活用 ・菊の花弁や紙吹雪を感情の象徴に使う
11) 使用許諾と表記義務(ライセンス)
・本スターターは「使用許諾のみ」です。著作権は制作元(彩城 誠 / White Space.)に帰属します。 ・購入者は本スターターを基にした創作(商用・非商用)を行えます。 ・ただし、以下は禁止します: - 本テキスト(または付属データ)の再配布・再販売(未加工・テンプレ配布) - 本テキストをそのままの形で商品素材として再販する行為 クレジット(ライセンス表記)は必須です。表記例は次項を参照。
12) クレジット表記例(必須)
作品内または概要欄に、下記を明記してください: © White Space. / 彩城 誠 (見えにくい場所への極小表記は不可)
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