創作スターター:chrysanthemum.

chrysanthemum kit worldview(16:9)
chrysanthemum kit worldview(16:9)
chrysanthemum heroine(9:16)
chrysanthemum heroine(9:16)
chrysanthemum motif (マントと仮面)
chrysanthemum motif(マントと仮面)
chrysanthemum motif flower
chrysanthemum motif flower
petal protagonist
petal protagonist

chrysanthemum._petal.Kit_v1.0.zipについて

菊をモチーフにした彼女の世界を、あなたの手で物語へ。
このセットは、あなたの創作で物語が完成する“スターター”。
“ヒロインを咲かせる”をテーマに展開するpetal.シリーズ。
1st Bloom、第3作。
制作:White Space./彩城 誠

chrysanthemum._petal.Kit_v1.0.zip — 商品テキスト v1.0
制作:White Space. / 彩城 誠
更新日時:2025-08-17 14:57 JST
  
【はじめに / Quick Start】
このセットは、「菊(花言葉:高貴、高潔、真実、隠された愛)」を中核に据えた
“秋の舞台”の物語を、すぐに書き始められるよう設計したスターターです。

・詰めすぎない=あなたの解釈を入れる余白を残しています
・すぐ動かせる=導入ミニシナリオ/関係性テンプレ/プロット雛形付き
・シリーズ整合=petal.共通の雰囲気と記号を軽く揃えています

本テキストはプレーンテキストです。[]内は自由に差し替えOK。

収録:
  1) 世界観コア
  2) 主人公テンプレ(デフォルト名:咲真/変更可)
  3) ヒロインテンプレ(菊乃)
  4) 関係性テンプレ
  5) キーワード&意匠
  6) シーンフック集(短句)
  7) 導入ミニシナリオ(約300字)
  8) オプション・エピローグ例(余白版)
  9) プロット雛形(話数フリー)
 10) 制作メモ(運用のコツ)
 11) 使用許諾と表記義務(ライセンス)
 12) クレジット表記例
1) 世界観コア
・舞台:現代日本・地方都市の高校。秋の文化祭シーズン、演劇部の公演準備が進む頃。
・モチーフ:菊(花言葉:高貴、高潔、真実、隠された愛)
・テーマ文:舞台袖で脱ぐのは、鎧ではなく仮面。
・象徴:観られていても、観られていなくても、菊の華やかさは菊でしかない。
・雰囲気:演じることへの誠実さ。演じないことでの真実。
2) 主人公テンプレ(デフォルト名:咲真/変更可)
・役割:触媒(相手の変化を引き出す)/一人称視点が基本
・性格:繊細・受け身・観察眼が鋭い/言葉選びが丁寧
・象徴:ヒロインの素を見抜く存在
・立ち位置例:クラスメイト(同じ文化祭実行班)
3) ヒロインテンプレ(菊乃/きくの)
・外見:
 腰までのロングストレート黒髪  
 瞳は真っ黒で人形のような細見顔  
 制服・身だしなみは校則通り(アクセ・メイク最小限)

・性格:
 クラスのカースト上位、完璧美少女  
 外では高潔を演じるが、本質は高貴さを備えている  
 素を見られることに恥じらいを覚える

・弱点:
 崩すことのできない“演じる自分”  
 演じていることにどこか罪悪感を覚えている

・背景:
 高校入学当初の緊張から“高貴”が“高潔”になり、周囲に持ち上げられクラス上位に固定化  
 その雰囲気を壊せず、演じ続けることが日常になった
4) 関係性テンプレ
出会い:秋の放課後、昇降口で銀杏並木から吹き込む落ち葉の中、稽古帰りの菊乃に声をかける。  
第一反応:主人公は素の菊乃を垣間見ても動じず、「そっちの方がいい」と受け入れる。  
接点:文化祭の舞台準備/教室での自主練発声/舞台袖での待機時間  
転機:舞台袖での会話。「演じることは悪なのかしら?」という問いを投げかけられる  
結末方針:舞台袖で高潔を演じきった姫がマントを外し、黄色い菊を差し出す
5) キーワード&意匠
・物・風景:西日に染まる舞台袖と揺れる幕/がらんとした教室で響く独り台本の声/銀杏並木の落ち葉が昇降口まで吹き込む/舞台袖の床に散らばる紙吹雪と木屑/黄色い菊の花弁が秋風に乗って落ちる瞬間  
・匂い・触感:秋特有の乾いた空気と木材の匂い(大道具)/厚手の舞台幕のざらつく手触り/マントの内側にこもる体温/菊の花のほのかな青い香り  
・音:菊乃を崇拝する声と拍手混じりのざわめき/菊乃の澄んだ声が教室全体に通る響き/舞台袖の人や大道具が行き交う足音/銀杏の葉が擦れ、落ち葉を踏むカサカサという音  
・色運用:舞台照明の赤と舞台袖の深い影/西日の黄金色から藍色へ移ろう校内の光/黄色い菊の鮮やかさと舞台衣装の深紅
6) シーンフック集(短句)
・「演じることは悪なのかしら?」  
・風に吹かれた花弁がひとひら落ちる  
・「所詮私は、私でしかないのよ」  
・菊乃を崇拝する取り巻きの輪を律儀に回る  
・舞台袖でマントを外し、菊を差し出す仕草  
・西日に照らされる横顔の哀愁  
・「そっちの方が、いいんじゃない?」
7) 導入ミニシナリオ(約300字)
秋の放課後、銀杏並木の落ち葉が昇降口まで吹き込んでいた。  
昇降口を通りかかった[主人公名]は、舞台用のマントを肩に掛けた菊乃と目が合う。  
完璧な立ち振る舞い、透き通るような声——誰もが認める高潔さ。  
しかし、その奥にふと、高貴なだけの素顔が見えた。  

「見てたけど……何か問題あった感じ?」  
その言葉に、菊乃はわずかに視線を揺らす。  
「誰にも言わないで頂戴」  
吐息混じりの声が、夕暮れの空気に溶けた。  

高潔と高貴、その境界に立つ彼女を、もっと見たくなった。
8) オプション・エピローグ例(余白版)
舞台袖で、高潔を演じきった姫はマントを外し、黄色い菊を抜き取った。  
視線を合わせたまま、目元にまで苦笑をにじませて言う。  
「今後は、肩肘張らない程度にするわ」  
「どっちでも、楽な方にしたらいいと思うよ」  

紙吹雪が混じる足元で、その温もりが消える前にもう一度だけ──彼女を見た。
9) プロット雛形(話数フリー)
A. 出会い:昇降口での稽古帰り/素の一瞬  
B. 接点:文化祭準備/自主練発声/舞台袖待機  
C. 転機:演じる意味への問い  
D. クライマックス:舞台袖でマントを外し菊を差し出す  
E. 余韻:紙吹雪と秋の空気の中で視線を交わす
10) 制作メモ(運用のコツ)
・高潔と高貴のニュアンス差を物語の芯に置く  
・舞台袖・教室・昇降口など“境界の場所”を活用  
・菊の花弁や紙吹雪を感情の象徴に使う
11) 使用許諾と表記義務(ライセンス)
・本スターターは「使用許諾のみ」です。著作権は制作元(彩城 誠 / White Space.)に帰属します。  
・購入者は本スターターを基にした創作(商用・非商用)を行えます。  
・ただし、以下は禁止します:  
  - 本テキスト(または付属データ)の再配布・再販売(未加工・テンプレ配布)  
  - 本テキストをそのままの形で商品素材として再販する行為  

クレジット(ライセンス表記)は必須です。表記例は次項を参照。
12) クレジット表記例(必須)
作品内または概要欄に、下記を明記してください:

© White Space. / 彩城 誠

(見えにくい場所への極小表記は不可)
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